ぴよぴよまんがブログ

月イチで少しボリュームあるささやかなマンガを描きます。青森→東京

「青森のいなかのばあちゃんがただ死ぬだけの漫画」振り返り

以下の課題について描いたマンガでした。

school.genron.co.jp

 

振り返りなんて言い訳がましく、するべきではないかなーと思ったのですが、勉強中なので忘れないように書くことにします。

 

自分としては、例として挙げられている①(清野とおるさん方式)と②(さくらももこさん方式)の中間っぽい話を描くのかなぁ、となんとなく考えてました。

それで出来たのがこちらのマンガです。

note.mu

 

<意識したところ>

①タイトル

講義中、口すっぱく言われていた点でしたので、ネットマンガの今風に不謹慎なテイストを入れて、読み手を多くできるようにしました。

土地名を入れた方が、ゆかりがある人、ない人の関心を引けるかなと・・・。

 

②「へえ〜」となってもらえるようなネタを詰め込む

読んでくれた方が飽きないように方言ネタ、火葬、納骨の地域差ネタを入れこみました。

 

③文字、説明は最小限にする

 

全体のざっくりとしたネームをつくったところ、20pくらいになってしまい、削るのに苦労しました・・・。

仕方ないので、当初コマは横3行ベースでやるつもりが、4行に増えて、ど素人初心者が描くには非常にたいへんになってしまいました。

講義で言われていたところの「全力」に近いです。

 

 <反省したところ>

①タイトル

タイトルが嫌で見なかった、と書いている人をツイッターで見かけました。

個人的にはアウト寄りのセーフのつもりで、えいやっで投稿してしまったので、結構センシティブな内容の割に、熟考が足りなかったな・・・と。人によりアウト、セーフのラインは異なるので、もっとセーフ寄りのエッジの効いたタイトルはあるかもしれません。割り切ってこれで行くにしても、もう1日じっくり考えれば良かった。

「いなか」が平仮名なのも、意図的ではなく、漢字変換忘れただけです・・・

 

②後半の展開がわかりにくい

後半の内容がぜんぜんわかんない、という感想も見かけました。

これもとても反省です。

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↑いやいや「あの人」って誰やねん、ってことだと思うのです・・・。(祖母です・・・)

たぶん、結構スッと入ってこないと思います。

描いていて違和感があったのですが、疲れていたので、修正を諦めてしまいました。

前段で祖母が同年代の友人親戚からなんと呼ばれているのか、一コマでも入れておけば、その呼び名で呼ばせれば解決なのですが・・・。

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↑「あの人」じゃわかんないよね・・・と思って、その後のページで、《「ばあちゃん」のお姉さん》と自分に語らせたのですが、その間もごちゃごちゃするので、わかりにくかったと思います。

 

③全体的な話

 ざっくりと全体的な話が「祖母の死に割り切れない思いがあったけれど、イレギュラーな事件があって、それで少し合点がいった」というものでした。

言い換えるとイレギュラーが起きないと合点がいかない、という風にも読めるので、それは多くの死の解釈に対して失礼だな・・・と思いました。

親しい人の死にどう向き合い、折り合い、生きていくかはそれぞれの自己解釈があると考えていたし、そう説明すればよかったと思いますが、あんまりできていません。

 

 

【最後に】

かわいい素敵なばあちゃんでしたので、たくさんの人にそのニュアンスが伝われば、との思いから描きはじめました。想いを込めた全力でしたので、たくさんの方にリアクションいただきとても嬉しかったです。ありがとうございました。

 

以上振り返りでした。

 

追記:noteに投下したところ、サポーター制度(←知らなかった・・・)を使って、投げ銭してくれる方がおりました。現時点で6500円集まっています。あとツイッター経由でモナコインももらいました。今後描いていくのに生かそうと思います。ありがとうございました。